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映画「肉」は、田舎町に住む、不気味なパーカー一家が周囲に知られることなく次々と起こす事件を追ったホラー映画です。

アニメやドラマと違ってホラー映画にはホラー映画でよく使われる単語があります。色々なジャンルの映画を見ることで、英語の幅も広がるのでぜひチェックしておきましょう。

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映画「肉」の名場面

ある日突然、パーカー一家の母親が奇病に襲われ亡くなります。村のドクターが原因を調べますが、その前に家族に遺体を確認してもらう作業を行います。しかしそこに現れたのはパーカー一家の父親ではなく二人の娘でした。そのシーンがこちら。

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ドクター・バロー:I’m so sorry I’m late. The roads are a mess. I’m Doc Barrow.
ごめんよ、遅れちゃって。道がひどくてね。私がドクター・バローです。

I’m sorry I’m lateは、待ち合わせに遅れたときにする、よく使われる謝罪の表現です。messは「滅茶苦茶」、「混乱」などを意味します。

アイリス: We know. You delivered our baby brother, Rory, up at the house.

知ってます。弟のロリーが生まれたとき家で分娩を担当してくれたのが先生ですから。

to deliver a babyは「医師や助産婦が分娩させる」、「赤ん坊を生む」といった意味で使われます。

ドクター・バロー:Oh yeah, Rory, little Rory. How is he?

そうだったね。ロリー、リトル・ロリーね、彼は元気かね。

ローズ: He’s, um… getting big.

彼は、大きくなってきてます。

be getting +形容詞で「~になってきている」といった表現になります。

ドクター・バロー:Good. Where is your father?

そうかい。ところでお父さんはどこにいるんだい。

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アイリス: He couldn’t make it. He’s still grieving.

来れなかったんです。まだ悲しんでいて。

主語+couldn’t make itで「~はそれを実現できなかった」、「実行できなかった」といった意味になり、ここでは「来れなかった」といった意味で使っています。

ドクター・バロー:Well I can understand that, sweetie. It’s tough.

そう。それならしょうがないね。つらいからね。

ローズ: They said that she drowned.

お母さんは溺れたと言っていましたが。

不特定多数の人のため主語を、「they(彼ら)」としているのがポイントです。このように誰かから聞いたことなどを話すときには「they」がよく使われます。

ドクター・バロー:Well, I won’t know, hon, until I do a full examination.

うん、それはちゃんと検査をしてみないと分からない。

honはhoneyの短縮形で「あなた」、「君」といった相手を呼ぶときの表現です。

アイリス:You mean autopsy.

検視ってこと?

ドクター・バロー:Yes, an autopsy. It’s the law.You know, I’m so sorry, it’s been a long time, and you’ve grown so much, I just can’t remember your name.

そう、検視。法律だからね。申し訳ないんだけど、久しぶりで、君たちもすっかり大きくなったから名前が思い出せなくて。

it’s been a long timeで「久しぶり」という意味になります。

アイリス: Iris.

アイリスです。
ドクター・バロー: Iris. And you?

アイリスか。それで君は。

ローズ: Rose.

ローズです。

ドクター・バロー:Iris and Rose. Well, I only need one of you to make the identification.

アイリスとローズね。いいかね、どちらか一人でいいから(遺体を)確認してもらいたいんだ。

アイリス:I’ll do it.  I’ll do it.

私がやる。私がやります。

ドクター・バロー: Okay.  This way, sweetie. Rose, we’ll be right back.

わかった。こっちだよ、お嬢さん。ローズ、すぐ戻るからね。

主語+will be right backで「すぐに戻る」という言い回しになります。

あまり身元を知られたくないといった後ろめたさがあるうえ、人付き合いをほとんどしてこなかった二人の娘の微妙な不気味さが滲み出ているシーンでした。

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