「アナと雪の女王の名シーンで英語の名言名セリフを勉強する」が好評だったため引き続き、パート2をお送りします。今回は女王エルサが大国を凍らせてしまった、きっかけとなるアナとの口論のシーンをピックアップしてみました。
アナと雪の女王の名場面
アナは知り合ったばかりのハンズ王子を女王になった姉のエルサに紹介します。しかし運命の人との出会いに浮かれているアナに対し、姉のエルサは抵抗を覚え、結婚に反対します。そのシーンがこれです。
アナ:Elsa! I mean… Queen… Me again. May I present, Prince Hans of the Southern Isles.
エルサ、じゃなくて、女王様、、 たびたびすみません。サウザン島のハンズ王子を紹介してもいいですか、
Me againは「再び私です」といった、さっき話したばかりの相手にまた話す場合などにもちいる表現です。電話をかけたばかりの相手に再びかけるときなどにも使います。May I present+人の名前は「誰々を紹介してもよろしいですか」といった決まり文句です。
ハンズ王子:Your Majesty. We would like…your blessing…
女王様、あなたの)お許しをいただきたいのですが、
Your Majestyは位の高い人に対して使う敬称で、「陛下」、「閣下」などの意味があります。 blessingは「祝福」、「賛意」などの意味です。
アナとハンズ王子:of… our marriage!
私たちの結婚の。
エルサ: Marriage…?
結婚ですって?
アナ: Yes!
そうよ。
エルサ:I’m sorry, I’m confused.
ごめんなさい。私、混乱しちゃって。
to be confused で「混乱している」といった表現になります。
アナ: Well, We haven’t worked out all the details ourselves. We’ll need a few days to plan the ceremony. Of course we’ll have soup, roast, and ice cream and then… Wait. Would we live here?
ええと、私たち自身もまだ詳細については詰めてないの。式を計画するのに数日は必要だし。もちろん、(パーティーでは)スープ、ロースト、アイスクリームも食べるし、それで、そうだ、ここに住もうかしら。
to work outにはさまざまな意味がありますが、この場合、「解決する」といった意味で使われており、「詳細を解決していない」、「詳細を詰めていない」といった意味になります。
エルサ:Here?
ここにですって?
ハンズ王子: Absolutely!
もちろんだとも。
エルサ: Anna…
ちょっとアナったら。
アナ: Oh, we can invite all twelve of your brothers to stay with us…
ああ、あなた(ハンズ王子)の12人の兄弟も全員招待して泊ったらいいわ。
エルサ: What? No, no, no, no, no.
なんですって。ダメダメ
アナ: Of course we have the room. I don’t know. Some of them must…
もちろん、部屋はあるし、わからないけど。何人かは、、、、
エルサ:Wait. Slow down. No one’s brothers are staying here. No one is getting married.
ちょっと待ちなさい。落ち着いて。だれの兄弟もここには泊らないわよ。だれも結婚しないし。
アナ:Wait, what?
ええ、なんて?
エルサ: May I talk to you, please? Alone.
あなたと話してもいいかしら、二人だけで。
aloneは「独り」といった意味で認識されがちですが、状況によっては複数の人を対象にして、「そこにいる人だけで」、「私たちだけで」といった意味にもなります。
アナ:No. Whatever you have to say, you…you can say to both of us.
いやよ。なんでも言いたいことがあるなら、私たち二人に言ってよ。
エルサ: Fine. You can’t marry a man you just met.
だったらいいわ。今さっき知り合った男性と結婚なんてしちゃだめよ。
この場合の「you」は「あなた」という意味ではなく、一般化した非人称の表現になり、「普通、今さっき知り合った人となんて結婚したりしてはダメよ」といった表現です。
アナ:You can if it’s true love.
してもいいわ、もしトゥルーラブなら。
上のセリフに続きここでも「I」ではなく、「you」が使われるのは一般化した会話だからです。
エルサ:Anna, what do you know about true love?
アナ、あなたはトゥルーラブについてなにが分かるの。
what do you know about ~で「~についてあなたは何を知ってるの」といった表現になります。
アナ:More than you. All you know is how to shut people out.
あなたより分かってるわ。あなたなんて人々をシャットアウトすることしかしないじゃない。
All you know is ~で、「あなたは~しか知らない」、「~しかできない」といった言い回しになります。
エルサ:You asked for my blessing, but my answer is no. Now, Excuse me.
あなたが(結婚の)許可を申し込んだんでしょ。答えはノーよ。ちょっと、失礼するわ
ハンズ王子:Your Majesty, if I may ease your…
あの女王様、私がお気持ちを和らげることができましたら、、、、
エルサ:No, you may not. And I think you should go. The party is over. Close the gates.
できないわ。出て行ってちょうだい。パーティーはおしまいよ。門を閉めなさい。
使用人:Yes, Your Majesty.
かしこまりました、女王様。
アナ:What? Elsa, no. No, wait!
なんですって。エルサ、だめよ、待ってよ。
エルサ:Give me my glove!
私の手袋を返しなさい。
アナ:Elsa, please. Please. I can’t live like this anymore.
エルサ、お願い、お願いよ。これ以上こんなふうに生活できないわ。
エルサ:Then leave.
だったら出ていきなさい。
アナ:What did I ever do to you?!
私があなたになにをしたっていうの。
エルサ:Enough, Anna.
もういいから、アナ。
enoughは「十分な」、「不足のない」といった意味ですが、この場合は「もういい加減にして」といったニュアンスになります。
アナ:No. Why? Why do you shut me out?! Why do you shut the world out?! What are you so afraid of?!
よくないわ。なんで。どうして私をシャットアウトするの。なんで世界をシャットアウトするの。何を恐れてるの?
to shut someone outは「誰々を締め出す」という意味です。
エルサ:I said, enough!
もういいって言ったでしょ。
結婚の許しを得ようとしたアナに対し、エルサが反対したことでアナもエルサに対する不満を口にし、口論が思わぬ方向に行ってしまったシーンでした。この後、エルサは王国を飛び出して、すべてを凍らせてしまい、悲劇が始まります。物語のターニングポイントになる重要なシーンなのでぜひとも会話を理解できるようにしておきましょう。
アナとクリストフのソリのシーンはこちら。
オラフのセリフはこちら。
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