ライオンキング

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「ライオンキング」はディズニー映画の名作に数えられる作品で1994年に公開されたにも関わらず、今もなお高い人気を誇っています。

動物たちの王国が舞台のためか、ディズニー映画にしては専門用語や難しい単語も少し出てきますが、英語の名言も多く出てくる映画です。そこで本作の名シーンを英語のセリフを交えて紹介します。

 

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ライオンキングの名場面

ある日、小さなシンバは幼馴染のナラを連れて父親に内緒で冒険に出ます。しかしハイエナたちに囲まれて危険な目に遭遇します。

危機一髪のときに父のムファサが現れ、ハイエナたちを追っ払いますが、父ムファサはシンバが命知らずの行動に出たことに激怒し、説教をします。そのシーンがこちら。

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父ムファサ:Simba, I’m very disappointed in you.

シンバ、お前にはまったくがっかりさせられたよ。

to be disappointed in someoneは「誰々にがっかりする」という表現です。

息子シンバ: I know.

分かってる。

父ムファサ:- You could’ve been killed. You deliberately disobeyed me, and what’s worse, you put Nala in danger.

お前は殺されてたかもしれないんだぞ。お前は意図的に俺に逆らったし、 なによりナラ(メスのライオン)を危険にさらしたんだ。

主語+could’ve been+過去分詞で「~されていたかもしれない」といった過去形の受動態の表現になります。deliberatelyは「わざと」、「故意に」などを表す副詞です。to put someone in dangerは「誰々を危険にさらす」というよく使われるフレーズです。

息子シンバ:I was just trying to be brave, like you.

僕は勇敢になろうと思っただけなんだ、お父さんみたいに。

父ムファサ:-I’m only brave when I have to be. Simba, being brave doesn’t mean you go looking for trouble.

 俺だって勇敢にならないといけないときだけ勇敢なだけだ。勇敢とはトラブルを探し回ることじゃない。

息子シンバ:But you’re not scared of anything.

でもお父さんには何も怖いものなんてないじゃん。

to be scared of ~で「~を怖がる」という意味になります。

父ムファサ:-I was today.

怖かったさ、今日は。

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息子シンバ:You were?

そうなの。

 父ムファサ:Yes. I thought I might lose you.

ああ、お前を失うんじゃないかってね。

息子シンバ:I guess even kings get scared, huh?

キングでも怖いときがあるってことなんだね。

父ムファサ:Yes.

そうだよ。

息子シンバ:But you know what?

でもさあ。

父ムファサ:What?

なんだい?

息子シンバ: I think those hyenas were even scareder.

あのハイエナたちのほうがよっぽど怖かっただろうと思うよ。

scarederは「scared」の語尾に「er」を付けて、「もっと怖い」という比較級にしています。

父ムファサ:Cause nobody messes with your dad.

だってお父さんには誰も手出しはできないからね。

to mess with someoneで「誰々にちょっかいを出す」、「手を出す」といった表現です。

優しい説教を終えた二人はまた仲直りをして、じゃれ合います。息子のシンバは強くて優しいお父さんムファサといつまでも一緒にいられることを願うばかり。そんなときムファサが未来を予知したような一言を息子に託します。

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息子シンバ:We’re pals, right?

僕たちは友達だよね。

ムファサ:Right.

そうさ。

息子シンバ:And we’ll always be together, right?

僕らはいつも一緒だよね。

*英語の疑問詞というと、学校では主語と動詞をひっくり返すといったように教えるのが一般的ですが、実際の会話ではこうして文章の最後に「right?」を付けるだけで疑問文が成り立ってしまうことが多いです。この場合、「~だよね?」といった意味になり、主語と動詞をひっくり返す必要もありません。

父ムファサ:Simba, let me tell you something that my father told me. Look at the stars.The great kings of the past look down on us from those stars.

シンバ、お爺ちゃんが(俺のお父さん)が教えてくれたことなんだけど、星を見てごらん。過去の偉大なキングたちがあの星の空から見守ってくれているんだよ。

息子シンバ:Really?

本当に?

父ムファサ:Yes. So whenever you feel alone, just remember that those kings will always be there to guide you. And so will I.

本当さ。だから孤独を感じたら思い出せばいいんだ、キングたちがいつだってお前を導いてくれるってね。俺だってそうするから。

whenever+主語+動詞で「誰々が~するときはいつでも」という意味になります。この場合は、「あなたが孤独を感じたらいつでも」となります。

息子と離れるときが近づいていることを本能的に気づいているようなムファサのセリフでした。人間の世界でも十分に教訓になりうる素晴らしいセリフでした。

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