毎回、映画は吹き替えで見るべきか、字幕で見るべきか迷う人がいるようですが、今回は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」をテーマにどちらが適しているか考えてみましょう。
すでに「映画シンデレラ実写版は吹き替えで見るべきか字幕で見るべきか」や「イントゥ・ザ・ウッズ 吹き替え上映の映画館がない理由」で字幕吹き替え論争を取り上げてきました。作品によって字幕で見るべきか、吹き替えで見るべきかに変化が及ぶのかといえば、僕的には変わりません。僕個人は映画は常に字幕、あるいは字幕なしで見るのが理想だと思っています。
その一方でその映画のジャンル、内容、誰と見るかなどの外部要素によっては吹き替えで見たほうが楽しめるという人がいるのも事実です。そこで「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の吹き替えに向いている人を分類してみました。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を吹き替えで見るべき人
1、吹き替えキャストが豪華!と思える人
実はこの作品、吹き替えキャストがいろんな意味でやばいです。まず主役のマックスの声を担当するのはEXILEのAKIRA。敵役のイモータン・ジョーの声はVシネマの帝王、竹内力。そして筋肉ムキムキ、エレクタス役にはプロレスラーの真壁刀義が 、スプレンディッド役にはたかはし智秋が起用されています。
竹内力はベテラン俳優なので安心できますが、EXILEのAKIRAとプロレスラーの真壁刀義がどんな仕事をするのか想像できません。このキャスティングが吉と出るか、凶と出るかで作品の良し悪しに影響しそうです。
2、3Dで会話より映像を楽しみたい人
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は会話中心の映画ではなく、アクション映像中心の作品です。特にカーチェイスのシーンが映画の大半を占めているので、その迫力を満喫するには絶対に3Dで見ることがおススメです。
3D映画は字幕も飛び出して見えるため、映像と文字の両方を追うのにはあまり適していません。文字を追うのが苦手だという人はこの映画に関しては吹き替えがおすすめです。
3、4DXやD-Boxでマッドマックスの世界を満喫したい人
すでに述べたように、この映画はアクションシーンが主体のため3Dで見ることがおすすめです。もっというと、登場人物やシーンの動きに合わせてシートが動く体感型映画館「4DX」、「D-Box」で見たら、文句なしの最高の娯楽になるはずです。
しかしこれだけシートが動いていたら、もちろん字幕を見ている暇はありません。シートが上下左右に揺れるので文字に対する集中力も低下します。この場合も吹き替えがいいでしょう。
4、家族連れの人
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」はバイオレンスシーンは多々あるものの、アクション好きなら家族で見に行く人もいるはずです(R15指定です)。特にお父さん、お母さんが元祖マッドマックス世代だとしたら子供たちを連れて見に行くのはいい思い出になるはずです。
自分たちも小さな頃にこの映画を見て興奮した経験があるなら、なおさらその思い出を子供たちにも味わってもらいたいと思うかもしれません。子供を連れていくなら、やはりスピーディーな字幕は避けるべきでしょう。