今回はアメリカはもちろん日本でも大好評の実写版「シンデレラ」の名シーンをピックアップして、そのセリフから英語を学んでいきましょう。
実写版シンデレラの名場面
フェアリーゴッドマザーの魔法のおかげで舞踏会に出席できるようになったシンデレラは、そこでキット王子とようやく再会します。二人は一緒にダンスをした後で城の中を散歩し、甘いひと時を過ごします。次のシーンはキット王子がエラをある秘密の場所に連れていったときのシーンです。
キット王子: I’ve never shown this place to anyone. この場所は誰にも見せたことがないんだ。
have never shown ~ to anyoneで「~を一度も誰にも見せたことがない」というフレーズになります。
エラ:A secret garden. I love it. 秘密の庭、なんて素敵なのかしら。
(ブランコを指して)キット王子: Please. 乗ってください。
エラ:I shouldn’t 私なんか乗るべきじゃないわ。
キット王子:You should. 乗るべきですよ。
エラ:I shouldn’t ダメよ。
キット王子:You should. 大丈夫だから。
エラ:I will. じゃあ乗るわ。
shouldで「~するべき」、willで「~するつもり」といったふうに訳されますが、このようにそのときどきの言い方とニュアンスで様々な捉え方ができます。
(ブランコに捕まりながら)キット王子:May I? (押しても)よろしいでしょうか。
エラ:Please. お願いします。
(落ちた靴を拾いながら)キット王子:It’s made of glass. ガラスでできてるんですね。
エラ:And why not? 素敵でしょ?
キット王子:Allow me. 僕がやります(履かせます)。
Allow meは「自分に~させてください」、「ぜひ私に~をやらせてください」といった許可を得るときに使う丁寧なフレーズです。
エラ:Thank you. ありがとう。
キット王子:There. どうぞ。
キット王子:Why don’t you tell me who you really are. どうしてあなたが何者か教えてくれないのですか。
エラ:If i do I think everything might be different. もし教えたら全てが変わってしまいそうだから。
キット王子:I don’t understand. Can you at least tell me your name. 理解できません。せめてあなたの名前だけでも教えてください。
Can you at least+動詞で「せめて~してくれませんか」というフレーズになります。
エラ:My name is……I have to leave. It’s hard to explain. Lizards and pumpkins and things. 私の名前は、、、、もう行かないと。説明できないの。トカゲとか、かぼちゃとかのことがあって。
キット王子:Wait, where are you going? ちょっと待って。どこに行くの?
ここでシンデレラはキット王子の下を走り去っていきます。王子はミステリアスな彼女に対して強く惹かれる一方でシンデレラにとっても夢のようなひとときとなった甘い時間を上手く表現したシーンでした。